時をかける少女(2006)細田守監督作品
筒井康隆原作の同名小説をもとに、現代を舞台に大胆にアレンジしたアニメ作品。
ここに紹介するのは私の作ったタイムチャートではなく、
Koujiさんのサイト“「Ｂ館」極私的マンガウォッ
チング”のブログにある記事
“劇場アニメ「時をかけ
る少女」の時間軸”で公開されている
“特集資料Time waits for no one.〜「時をかける少女」の時間軸〜”というＰＤＦファイルです。
実に丹念に作品を分析し、図表化しておられます。
混乱した頭を整理するのにもってこいです。
おもしろかったけど、よくわからない、という方、ぜひご参照ください。
で、参照して、頭を整理した結果、矛盾判明。
最後のタイムリープで実験室に行ったのなら、
プロレス技「Ｇスイング」によるカホとコウスケの縁結びは、白紙に戻せないし、
二人はそのとき自転車置き場だから、手
遅れになる。
戻るべきは「Ｇスイング」以前だったのだ、残念！
その日の朝のベッドで決意とともに目覚めて、場面転換で
実験室、というのがよかったのかな。
あとの展開が変わるけど。
ほかにもこの作品には、カウントゼロにまつわる問題が指摘されています。
観ているときにはそれどころじゃないけど、あとから「ん？」と気になる問題です。
いずれにせよ、作品自体の評価がそれで変わるわけではあ
りません。
(2007.09.05)